130羽の鑑賞鳩の引き取り依頼があった。 鑑賞鳩の「アウル」だと言う事で連絡を受けた。 130羽の鑑賞鳩をストックするだけでも1か月の エサ代はバカにならない。50羽だけなら何とか引き受ける 事にした。綺麗な鳩が57羽来た。 しかし本来のアウルでは無い。 淘汰せず無駄に交配を続けた結果だと思う。 1個体だけで見ていれば綺麗な鳩で十分に鑑賞できる鳩である。 しかし純潔アウルとして見たら1羽たりともいない。 アウルに近い物はいる。残念である。 綺麗でかわいいと鳩好きの私もパッと見は思うけど 計画繁殖をしなかった結果の数を見ていると純粋アウルの 血が無駄に思えて可哀そうにもなった。 愛玩用の小鳥の殆どは海外から日本に入って来る。当然 長い年月をかけて固定化された種としてくる。 しかし日本に来てからはやたらとハーフが出てくる。 金儲けの為だけに多量に作られたり雄雌が揃わないから 類似種と交配してしまう。十姉妹やカナリヤなど はて?これは??と思うものもいる。最近はコザクラと ボタンインコの交雑種ヤエザクラと呼んで一目見て分かった 物だけれど色変わり同士が掛かると全く分からない物に成って いる。アウルとして販売が出来れば商売につながるが交雑種では 品種としての販売は出来ない。沢山の問い合わせがくる 訓練用や餌用のハトとして販売するには忍びない。 さりとて飼育スペースも限られている。 こんな悩んでいる中に「淘汰」という説明文に 突っかかってくる奴がいるかと思うと動物取扱業の 説明会に参加すればいいと思う。資格のない人は 売る事が出来ない以上飼育できなくなったら自分で 処分しなくてはならないのですよ。 淘汰と処分・・結果は似た様な言葉に成る。
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今日保健所から私が記載した鑑賞鳩の「モデーナ」。再生するまでに時間と淘汰を重ねてやっと海外にいる小型のモデーナに成った。元々は輸入の最後の雌1羽と成り似た様な鳩から再生していった。生まれてくる個体の中には尾羽がまだ水平になる物も出てくる。モデーナは元々は食用鳩だ。 この淘汰と言う言葉に苦情が入った。保健所から説明をするように電話が来た。色んな人がいる。本当にいちいち突っかかってくる奴がいる。こんな奴は鶏肉も食ったことはないのだろう。 どんな個体でも純粋種と交雑種がいる。鑑賞鳩は元々はカワラバトから人為的に作り上げた物で固定化された種である。だから原種が同じなら交配して生まれてくる。 以前は巻き毛のハトにファンテールをかけて中間の物が出来ないかなど亡き藤森氏と良くやった物だが生まれてくるハトは限りなくドバト・カワラバトに近い物が出てくる。全く親とかけ離れている。 色んな鑑賞鳩を集めたくなる事は気持ちも分かるが無造作に一緒に飼育しているとやはり純粋な種が無くなってしまう。せっかく長い歴史の中で作り上げられた種が勿体ないと感じる。 鑑賞鳩として売るか愛玩用としてかはたまた猛禽の訓練用のハトに成るか餌として使うか作者の大事に育ててきた気持ちも痛いほど分かる。 ウズラは生まれて10カ月ほどで廃鶏に成る。卵を産ませるだけ生ませて1年たたない内に処分される。雄は生まれて間もなく処分される。鶏のヒヨコも同じだ。私が繁殖していたハツカネズミの殆どは猛禽の餌や爬虫類の餌に成った。10%位は愛玩として大事に飼育されている。子供がプラケースに入れて喜んで買われていく個体は少なくても長生きが出来た。しかしそのほとんどは赤子の内から餌として買われていく。ウズラも採卵用ウズラとして販売していても猟犬の訓練用に噛まれて終わりと成る物もいれば2年3年と飼育して写真や手紙を送ってくれる方もいる。 モルモットやウサギも同じでニシキヘビの餌にウサギやモルモットを買っていく人もいる。可哀そうと思ったら自分もスーパーで肉は買えない。 塩尻に馬肉を扱っている業者がいる。何度か馬を見に行った。馬肉は好きで今でも週何回も食べている。 赤みの強い物はサラブレットで霜降り肉に近い物はポニーだと言って刺身で出されてから霜降りの馬刺しが食べれなくなった。 沢山の馬が並んでトサツ場に運ばれていく姿に助けてあげたい気持ちに成る。馬も目から涙を流すんです。そんな光景を見ていながら刺身に成ってパック詰めになるとおいしそうになって購入している自分がいる。 無駄にしてはいけないといつも思うし小さなポニーが・・・農耕馬や美しいサラブレットが・・・ 72億人の人を養うのに豚が何頭必要か・・ユーチューブに出ていて怖くなった。 話がそれてしまったが生態を売る側は良い面だけ見せてウソをついて迄金儲けはしたくない。 特にハトやウズラ、鶏などの家禽は特に家畜と紙一重の状況にある。趣味として愛玩として作り上げられた種に絶対淘汰は必要不可欠である。しかし無駄に処分をしている訳ではない。
レース鳩なんかは本当に淘汰淘汰の連続でレースに参加するだけですでに淘汰は始まっている。種バトも子が成績を出さなければやはり淘汰に成る。そうやって血筋の良い優れた系統が出来上がって行く。
だいぶ前に雉の卵を沢山購入してヒヨコにした。まだ商売していたわけでないので欲しい人に上げていた。沢山の方から頂戴の催促が有った。人気者の私はおだてられて喜んでくれるならとほとんどを上げた。後でわかったのは犬に雉を噛ませて覚えさせる狩猟犬の訓練用に成って居た事をしってから雉の飼育を辞めた事がある。
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